人生の三大不幸として「病」と「煩悶」と「貧困」があげられますが、あなたは、身体は健康、精神的な悩みも全くもたず、その上物質的にも豊かに恵まれていますか?
この三大不幸のうちのどれかに悩まされ、苦しんでいるのが実状ではないかと思います。
そこで、あなたが、本当に幸福な人生、生きがいある人生を手に入れるための、人生を変える健康で快適な生活習慣と物に動じない精神力を得るための方法をお伝えします。
人生を変える健康で快適な生活習慣
有史以来ずっと、長寿は運不運の問題だった。
それが、計画性と選択の問題になった現在ほど、健康的に長寿をまっとうできる時代はないと言って間違いないでしょう。
遺伝子解明、医療、健康管理の飛躍的進歩によって、これから先、あなたの人生を変える健康で快適な生活習慣を身につければ、おそらく天寿全うまで、元気で健康な毎日を送れることになります。
心疾患やがん、脳卒中、喫煙による肺がん、自動車事故、肥満や偏食からきた糖尿病などの短命の原因の多くは、一つ一つ程度の差こそあるとしても、ある程度のところまで予防と健康管理が期待できるのです。
あなたも、病気知らずで、あふれんばかりの体力と生命力をそなえ、周囲の誰より充実した長い人生を楽しむために必要な習慣のつけかたを知ることができるに相違ありません。
健康に美しく長生きするために必要な4つの習慣
(1)ひとつめの習慣は適正体重の維持
今日の日本では、食生活やライフスタイルの欧米化に伴い、肥満人口は増加の一途をたどり、2000万人以上となっています。
このうちの約半数は「病的肥満者」で生活習慣病の糖尿病や高脂血症、高血圧症などを合併している医師の治療を必要とする「肥満症」だということです。
しかしながら、あなたの未来の容姿は、あなた自身の選択と決断によって決定されるのです。
人生を少し変えてみる気があるなら、新たな選択を行ない、新たな決断を下して、その決断に沿ってみずからを鍛えるべきなのです。
●健康の秘訣はごくシンプル
適正体重と健康維持、そして長生きに必要不可欠な健康の秘訣は、きわめてシンプルなもので、それは、「食事を抑制して運動を実行する」というものです。
適正体重を手に入れたければ、毎日の生活の流れの中で、食事を抑制して運動を実行するしかないのです。
しかし、減量は生易しくはありません。
身についてしまった毎日の食事するサイクルという無意識の習慣は突破しづらいためです。
間食にお菓子をつまみ、夕飯は食べ過ぎるのが至極当然の生活習慣を打ち破るまでにはてこずるでしょうが、けっしてできないことではありません。
覚えておいてほしいのは、今まで体重が増加するのに数力月から数年かかったわけですから、その体重を減らすのにも同じぐらいの年月を必要とするということです。
●具体的なやり方
ベスト体重を可能にするには、手始めに具体的な期日を決定し、その日にちに至るまでにダウンさせたい体重をリアルにセッティングして、数字を紙に書き込んでおきます。
目標達成に向けて、考えつくかぎりの方法をリストアップしましょう。
そうしてから、リストに添ってアクションを起こし、目標に行き着くまで一日も忘れることなく精進を継続していくのです。
同時進行の形で、理想のボディ、理想の体重を手に入れたあなたの姿を、事細かにイメージします。
遊び心で、雑誌の中から、スタイルが素晴らしいと感じるモデルの写真を切り抜いて、顔の部分をあなたの写真に変換して、その合体写真を、あなたが目につきやすいところに貼っておくことをおすすめします。
お望み通りの身体、自分にピッタリの体重を得たあなたのビジュアルをくり返し頭に焼きつけると、潜在意識はこれを命令と捉え、その成果に向かって、思考や感情、行動をアジャストしだします。
そのうえで、「この空腹は私に健康で、長生きと幸運をもたらす!」と自分に向かって何度も何度も自己暗示をくり返していると、少食の実行をあなたが心底から望んでいるかのような気持ちに変えてしまいます。
実は、人間は空腹で多少のひもじさを感じているときが、意外と気分が良いものなのです。
少食とは、ふだん食べすぎて働きすぎている胃腸を休ませてあげていることなんです。
そのためには、疲れ切った胃腸が、休養して回復していくイメージを描くとよいでしょう。
そこから、食べ物を欲しがる身体に我慢を強いて、空腹と争うのではなく「空腹を味方にしてしまう」ことが秘訣です。
こうして、ビジュアル化と断言が組み合わされ、そこに、目標達成と理想体重維持に向けた毎日の努力が重なりますと、徐々に、減量と健康への歯車が動きはじめます。
しかし、短い時間で急速に体重を落とそうとしてはなりません。
体重が増えるのに長い時間を費やしたのと同様に、体重を減らし、定着させるにも時間を掛けましょう。
一日に減少させる体重は30~90グラム、1ヵ月で1~3キロ弱くらいにコントロールして行ないましょう。
よりきびしい目標を設定しても問題ないのだが、できることなら、食生活の改善と運動で少しずつ体重を落としていったほうが、継続するし、リバウンドも起きにくいのです。
新しい習慣は、いったん自分のものにしてしまえば、時間経過とともにどんどん成果としてあらわれてきます。
そうなればしめたもの、体重問題の解決まではあとちょっととなります。
(2)食生活を見直して体に好ましい物を食す
健康な体をつくるには、栄養バランスがとれた体に好ましい食べ物を適正量、適切な時間に摂取するように心掛ければ効果的に作用します。
栄養バランスのとれた体にいい食事とは、和食が理想的だと言えます。
日本人の伝統的な食文化として「和食」はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
食文化というだけでなく、健康面からも、健康長寿のためには、食事の過度な欧米化は避けて、伝統的な和食の価値を見直し、魚介類や野菜を多く食べるなど、多くの食材を少しずつ食べることが望ましいという研究結果も発表されています。
そして、一日の必要摂取量に気を配って、カロリーをとりすぎない工夫をすれば、減量に加えて、より良い活力と健康が期待できて、ほとんど問題ありません。
減量はタイミングがたいせつ
一日のどのタイミングで食べるかは、何を食べるかと変わらないくらいたいせつであります。
栄養士の話では、大人が体をしっかりと機能させるためには、一日1,800~2,200キロカロリーの摂取が必要だと言われています。
しかしながら、このカロリーをいつ摂取するかによって、体重が増えるか減るかが分かれるのです。
この一日に必要なカロリーのうち80パーセントを朝食でとり、午後2時以降は20パーセントの摂取に抑えれば、体重は順調に減ります。
しかし、朝食をろくにとらず、昼食も軽くすませ、夕食だけボリューム満点という状況で、60~80パーセントのカロリーを午後2時以降にとった場合、同じカロリーを摂取しても、今度は体重が増えてしまいます。
夕食を軽く、低カロリーに抑えて、就寝まで3時間を切ったら何も摂取しない努力をすると、よく熟睡できるし、朝もすっきり目が覚めるようになるでしょう。
「朝食は王のごとく、昼食は王子のごとく、夕食は貧民のごとく」と栄養学の権威アデル・デービスは言っています。
食欲調節機構の使い方
一食一食を満腹するまで食べず、半分くらいの量だけにして、食事を軽くすませる習慣を身につけましょう。
そのために、質のよい栄養豊富なものを小さな皿を使って少しづつ食べて、空腹が満たされた時点で食事をストップさせる。
人間の体内には食欲調節機構があって、食欲を調整しています。
空腹を教えてくれるこの食欲調節機構は、食事にはじめてから20分が経過すると、食欲調節機構がオンになり、食欲は無くなります。
それから先の食事は、栄養補給ではなく快楽のためということになります。
食事の初めにスープや果物、野菜などをとると、食欲調節機構を意図的にオンにすることができるので、理にかなっているわけです。
ゆっくりと口に入れて咀嚼し、食事のイントロダクションを20分以上にひきのばすことで、実際に食欲を抑え、空腹を満たし、最終的な食事量を減らしながらもいい気分でいられることになります。
つまり、身体機能のトリックで食事を減らし、体重を落とすというというわけです。
(3)3つめの習慣は適切な運動
成長期にスポーツに打ち込んでいた人でも、20代後半になるとぱたりと運動をやめてしまうことがけっこう多いのではないでしょうか。
しかし、人間も、他の動物と同じように「動く仕組み」がからだの中に設置されていて、一生を通じて運動をし続けることになっていると言っていいでしょう。
365日欠かさず、体じゅうの関節を動かす習慣をつけることが望ましいのです。
そうすることで、筋肉と関節が機敏で柔軟になり、定期的に運動を行なうことで、身体のバランス感覚と可動性が向上するのです。
しかしながら残念な話ではありますが、便利な社会になればなるほど、運動する機会が大幅減少して、多くの人が運動不足を感じていて、運動をした方が良いということはなんとなくわかっていても、なかなか運動を習慣化するのは簡単ではないのが現実の姿です。
もしあなたが、健康に長生きしたい、スリムで垢抜けた、異性にも魅力的な存在でありたいと希望するなら、体力づくりは絶対に欠かせないキーポイントになります。
あなたはは普段どの程度運動を行なっているのでしょうか?
これから運動を始めるのであれば、日常生活の中で「今より10分多くからだを動かしましょう」という厚生労働省の指針を目安として、毎日、運動する習慣を意識しましょう。
10分多く動くということは歩数にすると約1000歩多く歩くということになります。
歩くこと以外でも良いですから、無理をしないで自分にできることを考えてみると良いかもしれません。
それから、できれば週3回以上、楽しく継続して行うことができる息がはずむような運動をみつけ、習慣化されることをおすすめします。
(4)4つめの習慣は適切な休息
あなたが才能を精一杯発揮させることを望むなら、毎晩7~8時間の睡眠を必要とします。
6時間以下の睡眠で、ふだんと変わることのない仕事量をこなそうともなると、ゆくゆく「睡眠不全」が避けられないことになります。
今の時代、数多くの人が就寝時刻が遅いうえに、睡眠をとる直前の飲食もあって、眠りが浅く、疲労感がとれない状態で朝を迎え、仕事したところでペストを尽くせない状態で一日をやりすごしています。
もしも、あなたがこのような状況であるならば、
今後はひとつ考え方をあらためて、ウィークデーに関しては毎晩10時に就寝して、しっかり眠る習慣をつけてみてください。
睡眠時間を5~6時問から7~8時間に変えた人のほとんどが、変化の度合いに目を見張っています。
具体的には、頭がすっきりして、回転がよくなり、知力と創造力が増して、アイデアと洞察が次々に湧いて、周囲に大きく差をつけることができるようになったということです。
睡眠のたいせつさがご認識いただけたのではないかと思います。
●「早起きは三文の得」を実践
多くの成功者が、睡眠を十分にとるだけに限らず、夜は早寝して、朝は早起きする習慣を行なっているようです。
早朝5時から6時の間に起きれば、その日の予定に関して想定し、行動計画を練る時間が存分にとれることになります。
その他、、読書や考えごと、瞑想の時間もとれ、仕事に遅れそうとなってあわてて住居を駆け出すことさえもありません。
眠りから覚めて最初の一時間をあなた自身に投資するという習慣をつけ「早起きは三文の得」を実現しましょう。
物に動じない精神力の確立
健康と幸福、長寿にもっとも欠かすことができないというものは、周囲の人々や状況を積極的に受け止める習慣です。
何が起ころうと、積極的な態度を貫き通す決心をするようにしてください。
まわりの人や状況が期待どおりに動かなくても、動揺したり憤ったりしないことです。
冷静沈着に、肩の力を抜き、目の前にある困難を解決する本心をじっと探るのです。
物に動じない精神力の確立に関しては
幸せな人生とは積極精神の勝利だ!意外とみんな知らない人生を変える方法!
で詳しく紹介していますので、そちらを参照してください。
まとめ
あなたが健康で快適な生活で天寿を全うするには、健康のための4つの習慣と物に動じない精神力の確立が必要です。
●健康に美しく長生きするために必要な4つの習慣
(1)ひとつめの習慣は適正体重の維持
健康の秘訣はごくシンプル
具体的なやり方
(2)食生活を見直して体に好ましい物を食す
減量はタイミングがたいせつ
食欲調節機構の使い方
(3)3つめの習慣は適切な運動
(4)4つめの習慣は適切な休息
「早起きは三文の得」を実践
●物に動じない精神力の確立
自分の内を見つめて、積極的で楽観的な考えかたをめざすほどに、あなたは健康で幸福になり、長生きすることができるのです。
物に動じない精神力を確立して健康で快適な生活習慣を身につけましょう!