空手の組手 必勝法

空手の組手 必勝法を身につけるための戦術や考え方などを解説していきます。

 

「先手必勝」という言葉がありますが、この目に見えてる「攻防」の現象だけを信じても簡単に必勝にはつながってこないのが現実です。

 

必勝法を身につけた達人の技は「先手と待ち」の二つが同時に内在しています。

 

このような「技を極める」ための取り組み方を出来るかどうかということが必要不可欠の条件となっているのです。

 

空手の組手 必勝法で何よりも大切な受けへの取組み方

昨今、空手道が近代スポーツ化されている状況で、自由組手と組手競技(試合)に際して、力とスピードに頼り、相手の動きを無視してむやみに勝負をかける組手をよく見かけます。

 

両者共に「用意ドン」でどちらの攻撃が先になるかでは、駿足を誇る陸上100メートル競技と何ら変わることはないし、相手の攻撃により怪我をする可能性も大きなものとなっています。

 

受けは組手の基本動作で一番要になる部分と言えます。

 

受けをしっかり身につけてこそ、必勝も可能となり、小さな者が相手のふところに入り込むことができるようになるのであり、相手に接近して気で押すこともできるようになるのです。

 

間合いが遠いということは仕掛ける技が相手の視野にしっかりとはいることでもあり、具体的に言えば、相手にチャンスが生じるということでもあります。
 
ましてや、自由組手や組手競技(試合)で最後まで無傷で生き残るためには受けを確実に有効活用することが大切であります。

 

受けを確実に使いこなすことによって接近戦でも相手を制することが可能となります。

 

武道は受けからの攻撃で必勝法となる!

スポーツ空手の場合は攻撃が主体になっているために、勝ったり負けたりしてしまいます。

 

しかし、武道では負けは「死」を意味することとなり、当然のこととして負けは決して許されるものではありません。

 

まずは守りを絶対のものとして、そのうえで攻撃して勝ちを制するわけです。

 

実は受けた時点で勝ちを得るような術が存在しているのです。

 

即ち、相手が攻撃を仕掛けてきた瞬間に「後の先」となり、相手の次の攻撃(二の手)を封じているという状況を作り上げるのです。

 

そのためには、相手の攻撃に対する受け手が相手の手を死に手にしてしまうために、有効打にならないのです。

 

スピードがあるかないかの問題ではなく、相手の攻撃の寸前に、瞬間的な目に見えない動きで相手を死に体にします。

 

これが「空手に先手なし」の本当の意味なのです。

 

いずれにせよ受けに対する取組み方を常に研究することによって、攻撃技も幅が広がり必勝も不可能ではなくなります。

 

このことは単に一試合を無傷で勝ち抜いていく上で必要な事だけではなく、生涯武道としての空手道を息長くつづけていく上で必要不可欠な最も大切な点でもあります。

 

【空手の組手】必勝のための練習原理とは?

日常の練習をいかに有効に進めるか、これは空手道に限らずあらゆる武道に関係する根本的なこととして「心の覚悟」が意識できているかということです。

 

空手道はあくまでも武道であり、年齢にかかわらず同じ土俵の上で、体力差を乗り越え、例えば小さな者でも大きな者に勝つという可能性が妙味の一つです。

 

そのためには、敵を前にして生と死を突き詰めてきた「武道の心法」でもって日常の練習を生きるか死ぬかの覚悟で打ち込む厳しさが必要です。

 

そうした厳しさから逃げないで突きつめて乗り越えてこないと、相手との間合いがとれません。

 

この相手との間合いを取っていくことで、相手の顔色やしぐさで相手の動きが感知できるようになり、組手においては必勝法に繋がっていくのです。

 

言ってみれば、年齢を越え体力を越え、いかに自己への挑戦が上手くできるかは、技への開拓精神にかかっており、生涯武道として生き続ける所以ということを示します。

 

実際的な有効な練習とは、結局のところ、目標を持つことで、例をあげると、受けの練習といっても様々な系列に分類することができます。
 
「受け流すのか」「押さえるのか」「見切るのか」「さばくのか」「はね返すのか」この五つの事項を一緒にして深く考えることなしに気分に応じて対処しているとすれば、勘を養うだけの練習に陥ってしまうのです。

 

やはり一つ一つの技を系列に沿って深く追究し練習し体得した上で、この五つのパターンを統合して自由組手で充分に生かすべきです。
 
自分で自分の欠点を指摘することはむずかしい。
 
だが、このように分類練習をすることにより欠点を生かす術が総べて練習の中で身についてくるのです。
 
攻撃技も同様に一つの練習基本を持つことが必要で、その都度課題を設定して練習することで成果も高まります。

 

その練習の都度、たった一つだけほんの当り前の小さな注意点を持っただけで、疲労が重なるにつれて集中力に欠けた時こそ、この小さな注意点が生かされるのです。

 

まとめ

空手の組手 必勝法を身につける|勝つための戦術や考え方をご紹介しました。

 

必勝法となると、達人と呼ばれた宮本武蔵は六十数回の真剣勝負で一度も負けなかったと言われています。

 

その他歴史上の達人は、あらゆる勝負に勝ちを収めて生き抜いてきたわけです。

 

この達人たちに共通することとして「見抜く力」が技の前提として持ち合わせていたということが言えます。

 

この「見抜く力」が実戦の場での「見切り」や「間合い」に繋がっているのです。

 

このことを勝つための戦術や考え方として空手の組手練習に取り組んでいくと必勝の方法というものが観えてくるのではないでしょうか。