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落ち込みから早く立ち直る方法!人生を樂で楽しく生きる言葉の力

落ち込み 早く立ち直る

ストレス社会といわれる現代、緊張を強いられ、精神的疲労、焦燥感、イライラ、フラストレーションなどの現代人特有の不安や恐怖を生み出しています。

そしてこの不安や恐怖ゆえの失敗や挫折による「落ち込み」から立ち直れずに、自分の性格についての悩みが大きなウエイトをしめていると実感していられる人が多いのではないでしょうか。

さらに失敗するんじゃないかと不安になり苦しんで「なんて嫌な性格なんだ」などと嘆いて引きずってしまっているんです。

しかし、思いを変えて脳に良い生活習慣を身につけるだけで悩みの種である性格を変えることも「落ち込み」から立ち直ることも出来るのです。

ここでは、落ち込みから早く立ち直る方法についてお話をしていきます。

これを読むことであなたは、どんな危難や悲惨なことに遭遇しても、落ち込まずに平常心でいられるようになります。

あなたの「くよくよする性格」は変わらないとあきらめることはないのです。

不幸の原因となるあなたの性格を変えることが出来るんです。

落ち込みから早く立ち直る方法とは

心理学者によると、感情の95%以上は、あなたが一日を過ごす中で思い描く思いと口にする言葉によって決まるのだそうです。

昔、禅の大家の一休禅師が臨終に際して「私が亡き後、寺が立ち行かないほどの大問題が起きたときにこの遺言書を開いてみなさい。」と弟子に言い残して亡くなりました。

その後、百年が経過して大問題が発生してどうにもならなくなって、その遺言書を開いてみると、中に書かれていたのはたった一行…。

一休禅師の遺言

「心配するな、何とかなる」

とあったそうですが、その後、問題も解決して、この寺も存続できたのです。

「心配するな、何とかなる」

という言葉は問題の一時的な放念で、急場の一時しのぎにすぎません。

しかし、この一時しのぎには「安心」が生まれ、それによって「やる気」がよみがえるので落ち込みから早く立ち直れるのです。

この「やる気」(生気エネルギー)によって、あなたも絶対積極の心で自力で問題解決にあたっていくことが出来るのです。

落ち込みから早く立ち直るという今回の命題に対しても「心配するな、何とかなる」は力を発揮することでしょう。

「急場の一時しのぎ」は落ち込みから早く立ち直る効果もある

私事で恐縮ですが、自分で経営していた会社が倒産という苦難に直面した時のことです。

責任をとっての「死」も頭に過ぎりましたが、私を救ってくれたのが、高速道路を走行中の電話での一言「社長!死ぬなよ!」でした。

あのタイミングでの一本の電話で、「ハッ!」と我に返り減速できたのです。

これも「急場の一時しのぎ」ですが、「死神」からは逃れることが出来たわけです。

「心配するな、何とかなる」も落ち込んでいるあなたにとっては「急場の一時しのぎ」かもしれません。

ですが、この言葉って、たとえ問題の解決が出来なくとも「問題からの解放」が出来ますよね。

一時的な「ホッ!」によって落ち込みからの気分転換になることが可能です。

言葉の暗示力

例えば、あなたがどことなく体の調子が悪いので、病院に行ったところお医者さんに「ガンかもしれません」とでも言われれば、「なんで自分が…?」と落ち込みますよね。

反対に「何ともありません、健康そのものです」となれば、途端に健康に自信をもって元気になってしまいますよね。

言葉には強い暗示力がある

ですから、成功する人は「成功を呼び込む言葉」、幸せになる人は「幸せをもたらす言葉」に必ず出会っているといえます。

そのために、成功者は「自分の望んでるものは何か、それを手に入れるにはどうすべきか」を日夜考え続けているのです。

ところが、落ち込んでしまう人は「ネガティブで悲観的な考えに捉われて、望まざる不安や不幸のネタ」が常に頭から離れずにいます。
落ち込み
あなたの頭を日夜、占めているネガティブなことを振り捨てて「新しいあなた」と出会うには「新しい言葉の暗示」が必要です。

落ち込みから早く立ち直る問題解決は心の力でできる

失敗や辛い経験が発生した時は、2つの状況が同時に起きている。

  • ①その出来事や事情が起きている外の状況
  • ②失望や落胆を感じている心の状況

こんな時は、①の外の状況に目が奪われて②を顧みることをしません。

心は落ち込んでマイナスになっているものです。

落ち込んでマイナスになった心で外側に起こった出来事や事情の問題解決はうまくいくはずがありません。

まずは失望や落胆して落ち込んでいる気持の方を立て直さなければ問題は抜本的に解決できません。

したがって、「困った出来事」を感じている心に余裕が出来ると、困ったと思っていた出来事がスッと軽くなってしまいます。

すると「困った出来事」がなくなってしまい、落ち込みから早く立ち直る問題解決となります。

自己暗示で信念が奇跡を起こす

信念とは自分を信ずること

ポジティブな自己暗示によって信念が強くなると、心の奥から力がわきあがってきます。

これは誰でもが持っている潜在力の発現であり、人が出来ることは何でも出来るようになるのです。

信念を強くするには「想像力で心にいつも念願することをイメージすること」です。

しかしながら、イメージを描くことは、なかなか難しいのです。

私自身、「なりたい自分」をイメージすることのむずかしさを経験してきました。

例えば、病気になったとき、自分の健康を想像しようとしても、逆にマイナスイメージが強く作用してうまくいかないのです。

ところが、これを「私は健康だ!」と自己暗示で言葉として唱えることで不思議とイメージ出来るようになったのです。

この自己暗示をくり返すことで自信たっぷりな有能なあなたが想像のスクリーンにはっきりと描きだすことが出来るのです。

ですからポジティブな自己暗示は信念を強くして、そこから生ずる自信によって、落ち込みから早く立ち直ることはもちろん、なんでもうまく出来るようになります。

あなたの潜在能力が目を覚まし、それは「奇跡」と呼べるのではないでしょうか。

仕事で落ち込む人への名言|究極の落ち込みから早く立ち直る方法

六然訓(りくぜんくん)
  • 自ら処すること超然(ちょうぜん)
  • 人に処すること藹然(あいぜん)
  • 有事のときには斬然(ざんぜん)
  • 無事のときには澄然(ちょうぜん)
  • 得意のときには澹然(たんぜん)
  • 失意のときには泰然(たいぜん)

これは、明の崔後渠(さいこうきょ)の教えです。

その意味するところは、

自分のことばかりに固執し過ぎず、

他人には和気あいあいと接し、

何事か起こったときには、刀で一刀両断するがごとく、てきぱきと対応し、

平安無事の時は心を澄ませ、

得意の時は奢らず、淡々とし、

失意の時にはうろたえ、呆然となるのが人間の常だが、

泰然(自若)として大所高所から眺めるとそれまでは

見えていなかったことに気づき、死地を脱することができる。

これは一つの「理想」です。

しかし、あなたの人生は、九分九厘が「言葉」で決まってしまうのです。

あなたは何とかして自分の現在の落ち込みから早く立ち直ろうとすることを優先順位だと思うでしょう。

でもそれが間違いなんですよ!

理想を抱き、その理想にむかって運命を切り開いてこそ、心が充実した豊かな生活になるのです。

「六然訓(りくぜんくん)」は、東郷元帥(日露戦争でロシアのバルチック艦隊を殲滅した時の連合艦隊総司令官)や中村天風や東洋哲学の権威であった安岡正篤をはじめ数多くの偉大な先人たちが愛唱している言葉です。

あなたも「六然訓」を愛唱して、あなたの心を監視して鍛えてください。

そうすれば「落ち込み」もなくなり、生きやすくなるんじゃないですか。

■まとめ:落ち込みから早く立ち直る

あなた本来の心は、自信にあふれ夢や希望に満ちているのです。

そのことを江戸時代の名僧の白隠禅師が次のような言葉を残しています。
白隠禅師

「衆生本来仏なり、衆生のほかに仏なし」

要するにあなた以外に仏はいないといっているのです。

更に「水と氷の如くにて、水をはなれて氷なく」と付け加えています。

ここに気づかずに前に述べた「ダメな性格の自分」などという妄想があなたをおおっているのです。

そこで、心に喜びに満ちたポジティブな言葉をかけて妄想を消し去ればいいのです。

自己暗示によってあなたの心を励ましてください。

その結果、信念が強くなり「落ち込み」など無くなるか、あったとしても早く立ち直るようになります。

あなたの心は自己暗示の言葉どおりに変化していきます。

例えば「私は元気だ!」という言葉をあなたにむかって真剣に毎日10回、20回、時には50回と繰り返してみましょう。

その「私は元気だ!」に疑いを持たず、真剣に繰り返すことで、めざましい変化を経験できるはずです。

オリソン・スウェット・マーデンの名言

「一つの行動をくり返すうち、人は奴隷となる。最初は選んだはずが、いつのまにか従属しているのである」