人生

幸せな人生とは積極精神の勝利だ!意外とみんな知らない人生を変える方法!

あなたは現在、幸せですか?

大変で、あなたの人生が嫌になっていませんか?

幸せの価値観は個人差がありますが、幸せな人生を目指したいという気持ちは、すべての人が手に入れたいことだと言っても過言ではありません。

実はどんな状況でも、積極精神を養成することで、期せずして幸せになる可能性があります。

せな人生とは、あなたの心の習慣を積極化することによって実現するはずです。

幸せな人生になるために、幸せな人生と感じるために、どんなことをしたらいいのか、あなたの人生をより充実したものにするために、少しだけお手伝いをさせてください。

一般的な意味の積極

一般に積極という言葉は、消極という言葉と対比的に用いられています。

例えば『その考え方は消極的だから、もっと積極的に考えよう』とか、

『君の話し方では消極的で駄目だ。もっと積極的に喋れ』というようないい方をよく言います。

これは単に強弱ぐらいの意味である。

従ってこの積極精神とは、やさしくいえば、弱気に対して強気ぐらいの意味に扱われていることになるのです。

時には頑張ること、がむしゃらにやること、極端な場合は、強がり強情である場合ですら、積極精神の現われのように例えられることがあるのです。

このような心の状態も、消極にくらべると、積極であるには違いないが、これは消極に対する積極で、つまるところ相対的な積極精神である。

これを具体的にいえば、痛さ、苦しさ、暑さ、寒さなど肉体的刺激に対して、
また怒り、悲しみ、怖れ、憎しみなど精神的の情動に対して、
負けまい、勝とう、あるいはこらえて切り抜けようとする心ということになります。

それから対人関係でも、スポーツなどの競技、勝負事、商売、仕事、学業などで相手に負けまい、勝とうとする気持ちである。

要するに心の中で、標的または相手があってそれに対し競合する心、対抗する心がベースとなって、それを圧倒し、優越しようとする心のことを積極精神といっているのです。

しかし、この意味の積極精神には、その力に限度があります。

その対象または相手の力が自分の力よりもっと強ければ負けるという結果となり、折角の積極精神も正常に働かなくなってしまいます。

必ず失望落胆の淵に沈み、深刻な挫折感を身をもって知ることになるでしょう。

幸せな人生になるための積極精神とは?

ところが、幸せな人生になるための積極精神とは心が対象ばかりでなく、何ものにも捉われていない状態で、言うなれば「虚心平気」の状態がこれであります。

これこそが、中村天風師のいう絶対的な積極精神といわれているものです。

この積極精神を心に保持していれば、どんな大事や危険に出あっても、あわてたり、怖れたり、あがったり、思考停止でなすところを知らずという感じの状態に陥ってしまうことなく、平然自若、事あるも事なき時と変わらない気持ちで対処することができることになります。

要するに、どんな場合にも、心を動揺させることなく、いつも平静で安定しており、何ものにも心が捉われず、怒り、悲しみ、怖れというような消極的な感情に心を曳きずり廻されぬ状態にあるのが、絶対積極ということを意味します。

これが実に人間の本然の心であり、それは尊く、強く、正しく、清いもので、明るく、朗らかに、生き生きとして、勇ましい心の状態が絶対積極と言われています。

ここで、どんな場合にもということは、特に肝要であって、たとえ病中災難などで自分の置かれている状況が最悪でも、積極精神を失わぬということなのです。

健康や運命がよい時だけ明朗、積極で、悪くなるとすぐ憂うつ、落胆、消極というのでは、本来の積極ではないのです。

絶対積極精神は無条件に積極的でなければならないということです。

積極精神の効果

 およそ万物を生成し機能させている宇宙エネルギーというのは、現象界の中においてプラスとマイナスの気となって機能しています。

プラスの気は建設、創造の活動をして、マイナスの気は破壊、分裂の作用があります。

そしてこの両者の作用が代わる代わるなされて、万物は進化進展の道をあゆむのであります。

そこであなたの心が積極の方向に向けられると、すぐ同性質の建設、創造の働きをもつプラスの気と結び付いて、病でも、不運でも、みるみるうちに良化し、

心を消極的にするとマイナスの気と結びつくので、健康でも、運命でも、破壊分解の方向に進み、悪化の道をたどるということは明白であります。
あなたの健康も、仕事も、事業も、積極精神をそのまま持ってくるといった場合、当然向上発展への道を直進することになるのです。

積極精神は健康と繁栄への道であり、勝利と幸福への指針ということになります。

積極精神養成の必要性

それではなぜ積極精神を養成する必要があるのか?

一言でいえば、人間にはからだにも、心にも、習性という作用があるためです。

特に今の時代数多くの人が、永年に気づかないうちに消極的な感じ方、思い方、考え方を続けてきてそれが習慣となって、何ごとも、すべて消極的に感じ、思い、考えるくせがついて、そう簡単に積極方向に転換できぬからということになります。

それも健康で、運命も順調の時は、だれでも積極的な心をもっていられるます。

しかし、本当に積極精神を必要とするのは、病や不運の時なのです。

その時これを克服し好転させるのは、積極精神よりほかにありません。

そのためには観念要素更改法だけでは十分ではないと言えます。

すなわち、いつも積極心をもてるように慣らしておかないと、いざという時使いものにならないことは明白です。

これが積極精神を養成する必要がある理由であります。

積極精神養成のコツ

常に積極精神を把持するためには、それを平常の時から養成して、いつでも―特に消極心に陥りやすい病や不運などに出あった時には、より一層積極精神を発揮できるようにしておかなければなりません。

そこで積極精神養成の眼目は、積極的思考の習性化、すなわち、いつでも物事を積極的に思い、考える習慣をつけることだと言えます。

それには、常に心に感じ、思い、考えることは、すべて明るい方向にむける習慣を作るというわけです。

たとえ現在当面している事柄が、将来悪い結果に終ることが、はっきり今から予想されていても、その場合でさえ、心は明るく持てということなのです。

こういうと、それは無理だ、将来暗い結果になることが前もってはっきり分っている時に、どうして明るい気持をもてるか!と異議を唱える人もあるでしょう。

しかしながら、もっと広く人生というものについて考えてみましょう。

人間一生の最後の終点はいうまでもなく死となっています。

死はどう考えをかえてみようと、暗い事実であることは否めませんよね。

この意味からすれば、あなたの一生は、生まれた瞬間から、日々刻一刻とこの決定的な暗い終点に向って歩を進めているということになります。

そうだとしても、あなたは死の瞬間まで、毎日暗い気持で一生を暮らさなければならないのでしょうか。

よしんば人間の一生の終点は、死という暗い事実ということが定まっているにしろ、あなたの意識すべきは、その最後の瞬間まで、この日々の生存している瞬間を、せい一杯大切に、充実し、価値高くして活きようと行動することではないですか。

少なくともそう考えて、日々現在の刹那刹那を、明るい気持ちで活きるほうが、ずっとしあわせじゃないでしょうか。

生きている間は、この生きている事実をはっきり心にうけとめて、現在の瞬間瞬間を充実して活きることに心がけましょう。

これがあなたの人生観ということを意味します。

そこで前に述べたように、現在当面している事柄が、将来暗い結果に終ることが予測される場合にでも、その結果が現われるその時までは、できるだけ明るい心持ちで活きましょう。

その方が初めから暗い気持で過ごしている場合よりも、どれほどだのしく、またとくな人生であるか知れないのであります。

またそうした明るい気持でその事柄を処理してゆけば、その事態は好転して暗い結果を招くことを避けられる事があり得ます。

ここまで考慮すれば、今まで以上にこの心がけが不可欠なことが理解できるのではないでしょうか。