効果的なストレス解消法!簡単

現代社会において、ストレスとぜんぜん関係なしに生きていくことなどできないといってもいいと言えます。

 

仕事のストレスは当たり前として、家庭内の厄介ごとや、老後の不安などを抱えている割合が高いのが普通です。

 

これらのものが積み重なり、ストレスはネズミ算式に大きくなっていきます。

 

ストレスは、うつ病などの心の病を発症させる可能性もあります。

 

あなたはストレス対策は、しっかりとできているでしょうか?

 

ストレスを解消するために大切なのは、できるだけリラックスしてリフレッシュすることが大事になります。

 

 

ストレス解消の簡単な方法としておすすめはヨガ体位法

ご紹介する方法は決しておおげさなものではなく、どれにしても手軽であるにもかかわらず、効果はテキメンです。

 

生存している限りあなたはストレスから逃避できませんが、心の痛手が慢性化する以前にケアできるようになれば、もはや必要以上のイライラや不安に苦しめられることはなくなるに違いありません。

 

ストレスとは

 

ストレス学説で有名なハンス・セリエ博士は、「ストレスとは生体の中に起こる生理的・心理的な歪みであり、このストレスを作るものが外から加えられたストレッサーである」と語っているのです。

 

今日この頃は、外部からの心理社会的ストレッサーと内的なストレス状態を区別することが難しいことから、両方をともにストレスと呼ぶようになっています。

 

ストレスとはすべてネガティブなものかというとそうではなく、適度な刺激は交感神経系を活性化し抵抗力をつけるように働き、ハンス・セリエ自身も「ストレスは人生のスパイスである」とおっしゃっているほどでポジティブな面も存在します。

 

 

これを快ストレスと言っているのです。

 

これに対して不快ストレスとは、過剰なストレス、慢性的に長く続くストレスを意味します。

 

心身ともに健康で良好な社会生活を送るためのポイントは、快ストレスの状態にいることです。

 

そして、不快ストレスになっていると気づいたら、生気に満ち溢れた英気を養ってストレス解消することです。

 

 

何でヨガを簡単なストレス解消法としてすすめると思いますか?

 

脳も身体のほかの部分と一緒で、生理的状態が良ければしっかりと活動して、不具合があれば活動も低下してしまいます。

 

それがあるので、脳カアップしたり、ストレス解消のためには、身体面からアプローチすることが、簡単な方法ということになります。

 

身体器官としての脳は、身体の鍛錬から活用化させることが出来ますし、更に求められてもいるというわけです。

 

例えば、リハビリなどは、手足と体を動かして鍛錬することによって、脳の機能を再生させるようにします。

 

健康体においても、同じことがいえます。

 

古くから、哲学者と散歩は密接な関係が存在して、散歩が脳の活性化やリラックスによい影響を及ぼすことはよく知られてました。

それをステップアップさせたジョギングや体操、水泳が身体器官の形での脳にも好影響を与えることは間違いありません。

 

であるとしても、ヨーガ体位法をおすすめします。

 

その理由は、三つあげることができます。

 

第一は、室内で簡単にできるということです。

 

ジョギングには時間の余裕がなければなりませんし、水泳などは施設がなければできません。

 

ストレス解消は、独学独習で簡単に行なえて、効果のあるものがベストですので、こうした簡便さはぜひとも必要なことなのです。

 

第二は、ヨガ体位法は身体運動であるとはいえ、意識としっかり結びついているからです。

 

どんな体位でも、意識のおきどころ、意識の集中と関連させて動きがあります。これは、普通の身体運動ではあまりないことです。

 

第三は、心身の一体感からです。

 

スポーツ選手の極致も、心身の一体感の状態と考えられますが、それを学ぶこととは別です。

 

世界の原始民族はそれぞれの催眠技法を持っていたはずですが、それはすべて絶えてしまい、唯一、古代の技法が今に伝えられているのは、ヨーガだけです。

 

ヨガは、現代に生きている古代の知恵です。

 

素人が近づける公開性を持っているのがヨガだと思います。

 

ヨガによる簡単なストレス解消法

 

ウィン・ウェンガー博士は脳を、原始的な部分から、高度な部分へと、身体的に鍛え直すために赤ちゃんにもどって、赤ちゃんの動作を再学習することが、脳の改善にめざましい効果をもたらす全脳鍛錬法を提唱しています。

 

ヨガ体位法は、深い呼吸にあわせたゆったりした動きで、反動は絶対に利用せず、筋肉の緊張と弛緩をじっくりと味わいながら、行ないます。

ヨガで身体が柔軟になれば、頭脳も柔軟になります。

 

頭脳も身体器官であるというばかりでなく、頭脳こそ身体行動の司令部なのですから、身体が柔軟になれば頭脳も柔軟になることは当然です。

 

ところでヨガは、赤ちゃんにもどるばかりでなく、ヒト以前の諸動物にもどってみる、あるいは諸動物から学んでいることを大きな特徴の一つとしています。

 

動物の名をとった体位をあげてみると、サギ、コブラ、バック、ラクダ、魚、ワシ、ワニ、ネコ、ライオン、猿、鳩、亀、孔雀、鶴など、たくさんあります。

 

いずれにせよ、ヨガ体位法体操には、全脳鍛錬法と同じ狙いを持ち、這い這いトレーニングよりも高い効果を持った体位がたくさんあるのです。

 

この場合、[ヨガによる簡単なストレス解消法]というのは、身体器官としての脳への刺激と影響、それによる機能改善により、その効果が発揮されるものです。

 

また、個別の体位の直接の効果ではなく、全体としての総合的・相乗的効果であることは言うまでもありません。

 

 

仰向けに寝たヨガで延髄を鍛え直す

 

赤ちゃんは、一日の大部分を寝てすごし、その姿勢は仰向けに寝ています。

 

そして、その睡眠の半分は、レム睡眠なのです。

 

赤ちゃんも夢を見ているとすると、経験も、記憶もとぼしい赤ちゃんは、どんな夢を見ているのでしょう。

 

とにかく、仰臥姿勢からはじめましょう。これらが、延髄を鍛え直すのだという期待を持って行ないましょう。

 

なお、ヨガは、食後二時間以上たった空腹時に行なうことを原則とします。

 

◆ガスを抜く体位 脊髄―延髄を伸ばす

 
ガスを抜く体位
 
1 床の上に両脚をそろえて伸ばして上向きに寝る。

 

2 右脚を折り曲げて上体に近づけ、ついで組み合わせた手をスネにあてる。左脚は床に力を抜いて伸ばしておく。

 

3 息を深く入れて、その息をゆっくりと出しながら、腕で太モモを胸に引き寄せていき、それと同時に上体を床から離していく。

 

そして最後にアゴがヒザにつくようにする。ここで出した息を止めて保持するか、深い普通呼吸をして5~10秒間保つ。

 

4 息を入れながら、両腕をゆるめて脚をもどしていくと同時に上体を床におろしていき、2の姿勢にかえる。

 

呼吸を整えてから、もう一度行なう。1にもどって、左の脚についても同じことを行なう。

 

5 片脚を二度ずつ行なったら、両脚のスネを両腕で抱えこんでぃ同様の動作を二度くりかえし、手をもどして1にかえる。

 

【ポイント】

脊髄-延髄が伸びきることに意識をおきます。アゴがヒザにつかない人でも、その真似をして実習を重ねれば、腹が引つこんで引き緊まり、できるようになります。

 

【効果】

・便秘やガスが溜まって肚の張っている人に効果があります。

・腹部神経叢を刺激して、内臓の働きを促進します。

 

 

◆ワニの体位 延髄と頚動脈を刺激する

 
ワニの体位
 
1 床に両脚をそろえて上向きに寝る。ついで両腕と肩とを一直線に左右に伸ばして、掌を上にして床におく。

 

2 ゆっくりと息を入れながら伸ばしたままの右脚をあげていき、床に垂直に立てる。

 

3 息を出しながら右脚を左の真横に倒していき、顔は逆に右手のほうに向けていく。

脚を倒していくのと、顔を右に向けていくのが同時である。息を吐ききって、数秒保つ。

 

4 息を入れながら倒した脚を立て、顔も上にもどしてくる。

 

5 息を出しながら右脚を静かにおろしていき、1にかえる。呼吸を整えてから、左脚についても同じことを行なう。

 

【ポイント】
腰部をひねり、腹部をねじっているのですから、それらの部分に効果があることはいうまでもありませんが、この場合はやはり、延髄と頚動脈への刺激を意識化します。

 

動作についての注意は、ヒザを伸ばしきっておくということと、倒していく脚の側の肩が床から浮かないようにすることです。

 

【効果】

・脂肪がとれて、太り過ぎを予防する。

 

・肝臓、膵臓、脾臓を刺激して、機能を高めます。

 

・消化を促します。

 

・腰部の血液循環を促進します。

 

・骨盤のゆがみを治します。

 

◆魚の体位 脳全体を強く刺激する

 
魚の体位
 
1 両脚をそろえて伸ばし、上向きに寝る。両手は、掌を下にして腰の横におく。

 

2 両腕のヒジで支えながら上半身を上にあげ、頭を反らして頭頂を床につけていく。

熟練者は息を入れながら一連の動作でやっていくが、初心者は、まずポーズを作らなければならない。

 

上半身を、頭頂と尻で支えて、胸を張った状態であるが、両ヒジに力を入れて支えてもよい。

 

この状態を作るために、頭や、尻をもぞもぞと動かして、その距離を縮めることで胸を高くしてもよい。

 

眼は、床に水平な方向を見る。この姿勢を、普通呼吸で30~60秒間保つ。

 

【効果】
・延髄、橋脳のみならず、脳全体が強い刺激を受けています。

 

・胸かくが広がっており、呼吸が深くなっています。また、腹部にも軽い注意を向けておきましょう。

 

・ミソオチの下のあたり、胃袋の裏側のあたり、そこに太陽神経叢があり、そのあたりがゆるみます。

 

・背中の血液循環がよくなり、温かくなります。

 

◆完全弛緩の体位 自己催眠を促す

 
完全弛緩の体位
 
シャバ・アーサナといい、死後硬直がくる前のしかばねの状態です。

 

この状態ではすべての緊張が解けて完全弛緩となり、死者は仏のような顔になります。

 

ヨガでもっとも重要な体位でして、最初はもっとも簡単なやり方です。

 

1 上向きに寝る。脚を一五度ぐらいに開く。手も、腰から離して、バランとおく。眼は軽く閉じる。口は、軽く開くぐらいのつもりでよい。3~5分間、ぼんやりしている。

 

2 深呼吸をする。両手を頭の上におき、両手、両足を力いっぱい伸ばす。

いわゆる伸びをし、アクビをし、覚醒してから起きあがる。伸びをし、アクビをし、覚醒することを忘れてはならない。

 

【効果とポイント】

肉体面のみならず精神面でもリラクセーションをもたらします。

 

ただ休息するのではなく、眠るのでもなく、意識的にリラックスすることで、爽やかでエネルギーに満ちた状態にし、心をより静かで平穏にすることを目指しています。

 

つまり、チッタ(心)のレベルにある緊張をゆるませることを目的としています。

 

腹這いと四つん這いのヨガで下位の脳を鍛え直す

 

赤ちゃんは、仰臥から寝がえりを覚え、腹這いから、手とヒザの四つ足歩行に進みます。

 

それは脳の発達の過程であり、橋脳、中脳を鍛えることになります。

 

成人の脳をモデルにした場合には、脳が手足などの運動に指令を与えていると説明されますが、赤ちゃんの成育の過程では、手足が脳を作っているという側面が強いのです。

 

そして、速成ばやりの現代では、延髄、橋脳などの下位の脳幹を鍛える期間が短縮化されて、そこに末熟さや欠陥がある疑いがあります。

 

たとえば、歩行器などというものは、這い這いは直立までの過程にすぎないからなるべく省略してしまえという風潮を作っているし、幼児用自転車も補助つきで速成にしてしまいます。

 

それは這い這い、直立の転び方、直立の歩行の基礎と、その過程でできる脳の回路を省略してしまうのです。

 

這い這いをしきりに奨励しているウェンガーは、下位の脳を鍛え直す意味をこう説明しています。

 

「脳のどこか一部分の能力を改善すれば、脳全体の能力をある程度までのばすことができる。

 

脳の回路中、もっとも単純なものでさえ、相互に連絡した何千もの脳細胞に関連しており、思いもかけない方向にまで張りめぐらされていることがある。

 

そしてたいていの場合、回路は何百万もの脳細胞と結びついていて、脳の全レベル、全領域にわたって張りめぐらされているものである。

 

だからこの回路の数を増やせば、回路の機能範囲、および複雑性も増大するであろう。」

 

というわけで、腹這いから、四つん這いのヨガをやってみましょう。

 

◆コブラの体位 脊髄から後頭部までの背面を刺激する

 
コブラの体位
 
1 両脚をそろえてうつぶせに寝る。腕は身体にそえて伸ばす。掌は下向き。ヒタイを床につけておく。

 

2 両方の掌を肩の横の床につける。ヒジを横に広げずに立てる。

 

3 ゆっくりと息を入れながら、ヒタイ、鼻、アゴの順に床をすってあげ、さらに、首、胸、背骨の順に後ろに反りあげていく。アゴは突き出し、眼はらんらんと輝かせて天井の後方を睨みつけ、首はできるだけ後ろに反らせる。

 

4 両腕を仲ばしきったら、今度は、恥骨、下腹部、ヘソと、下部から上部にかけて床につけかえすようにして反りをいっそう強める。

息をとめ、肛門を引き緊めて10秒間保つ。

 

5 ゆっくりと息を出しながら、腹、胸、首のもどりの順で床につけていく。

しばらく休んでから、もう一度行なう。

 

このポーズは初心者から熟練者までが行なうもので、たとえていえば囲碁将棋の初級者から有段者までのランクをつけられるほど深味があります。

 

これは脊髄から後頭部までの背面を刺激します。

 

◆バッタの体位 脳に血液を供給する

 
バッタの体位
 
1 うつぶせに寝る。腕は身体にそって伸ばし、腰の横に掌を伏せておく。アゴをできるだけ前に突き出して床にふせる。

 

2 ゆっくりと息を入れながら右脚をモモからあげていく。

骨盤を傾けて脚を高くあげるのではない。骨盤は床につけたまま、脚をあげるのである。ヒザも曲げない。

そして、息をとめたまま10秒間保つ。

 

3 息を出しながら、脚を静かにおろしてくる。

少し休んで、左脚を行なう。左右の脚をやったら、両脚を一緒にあげてもよい。

 

このときはアゴを引いて、ヒタイを床につけて行なう。

 

また、両手を前に伸ばし、両手両脚をともにあげて腹部だけで身体を支えてもよい。

 

この体位は顔を紅潮させますが、それは頭部に豊富な血液が供給されたことを意味します。

 

また、血液は、骨髄、リンパ腺、牌臓などで造られますが、脊髄を刺激するコブラやこの体位は、血液の新生補給にも大きな役割をはたします。

 

◆ネコの体位 背骨を柔軟にする

 
ネコの体位
 
頚椎を柔らかくする―もうひとつのネコの体位
 
ネコの体位2
 

I ヒザをそろえて床につけ、カカトをあげてその上に尻をのせる。

 

2 両手をモモにおき、首、胸を後ろに反らしながら息を十分に入れる。

 

3 その息を保つたまま、手を前方にすべらせながら、胸をモモにつけ、アゴを床につける。上体は前方に伸びきっている。

 

4 ゆっくりと息を出しながら、掌は動かさずに、身体を前方に伸ばしていく。アゴは床をかすめていき、息はその進む床を吹き清め、アゴ、胸が両手の間をなめらかにすり抜けていくのである。

 

5 息を入れながら腕に力を入れて上体を2にもどしていき、ふたたび同じことを行なう。

 

坐って行うヨガでは全身がゆるむ

赤ちゃんは、腹這いより早く、坐る姿勢を覚えます。

 

しかし、最初は自力ではなく、母親の助けを借りて、坐るわけです。

 

自分で坐れるようになるのは、四つん這いができるようになってからです。

 

こうして、動くことができ、静止することができるようになります。

 

I 床の上に両脚をそろえて、まっすぐ伸ばして坐る。

 

両ヒザを十分に伸ばしておく。

 

腰を引き寄せて、背中をまっすぐに伸ばす。

 

手は肩の力を抜いて、太モモの上に自然においておく。

 

アゴを少し引いて、静かに三分ほど呼吸を整える。

 

上半身と下半身を直角に折って坐っている姿勢ですが、背中をまっすぐに伸ばして坐るということが、現代人には難しくなってしまっています。

脚、腰、背中がそれぞれ固くなっているのです。

 

特に、腰が後ろに傾いていて、垂直に立たないというようなことがあります。

 

ですから、このような姿勢をある時間維持するということだけでも、運動になるのです。

 

◆頭をヒザにつける体位 心を鎮める

 
頭をヒザにつける体位
 
1 「脚を伸ばして坐る体位」をとる。

 

2 左脚をヒザのところで折り曲げて、左脚のカカトを会陰部にしっかりとつける。

曲げた左脚(ヒザ)は浮きあがらせず床につけるようにする。

3 両腕を伸ばして、右足の親指を、まず右手の人差し指でつかみ、ついで左手の指でかさねるようにしてつかむ。

両肩は水平で、伸びた右脚と十字をなすように心がける。

 

4 下腹を引き緊めて息を出しきる。ヨガの呼吸は、まず息を、できるかぎり出しきってしまうことからはじまると思ってよい。

 

5 ゆっくりと鼻から息を入れながら、顔をあげ、アゴをあげ、胸を張り、両腕を伸ばし、背中を反らせていく。

 

入息と動きはゆっくりと一体になり、鼻先まで空気が入ったことを実感しながら、五秒間、息を保つ。

 

6 アゴ、背中、腰をゆるめて上体を前に倒していき、ゆっくり息を出しながら、ヒタイをヒザにつける。

 

ヒタイをヒザにつけるのが先行するので、背中は丸くなる。

 

7 なおも息を出し続けながら、ヒタイをヒザから足首の方向にすべらせていく。

 

丸くなっていた背中がしだいに伸びていき、胸、腹が右脚にくっついていく。

 

息を吐ききるのと、上体が自分の限界まで伸びきるのが同時になる。 この体位を五秒間保つ。

 

8 ゆっくりと息を入れながら、ヒタイをヒザのところまですべらせてもどし、6、7の逆順で上体を起こし、そのまま、5の入息の姿勢に入り、続いて6、7と二回目の運動に入る。

 

二回目の8は、息を入れながら3の姿勢にもどる。続いて脚をかえて、同じことを二回行なう。

 

この体位は、熟練者も行なう必須の体位ですから、ヒタイがヒザに楽につく柔軟な人も、行なうべき体位です。

 

伸ばした足の親指を手でつかめない人は、足首をつかむことからはじめてよいのです。

 

◆背中を伸ばす体位 精神の不安をのぞく

 
背中を伸ばす体位
 
背中は、普通は上体の胸・腹の裏側をいいますが、ここでいう背は、後頭部から、いわゆる背中、脚の裏側、そしてカカトから足の裏側にいたる全身の裏側という意味です。

 

 
ですから、ウナジから足の裏側まで、すべてを伸ばす体操です。

 

また、この体位は、→超能力を開発する方法」ともいわれていて、心身のすべてにわたって素晴しい効果があります。

 

1 「脚を伸ばして坐る体位」をとる。

 

2 両手の人差し指と親指とで、両足の親指をしっかりとつかむ。

 

3 下腹を引き緊め背中を丸め、顔を両腕の間に入れて、息を出しきる。息を出しきるのがヨガ体操の呼吸の基本である。

 

4 ゆっくりと息を入れながら、顔をあげ、アゴをあげ、胸を張り、背を反らし、足の親指を引き寄せる。

 

背すじが十分に伸び、息がいっぱいに入ったら、五秒間、保息する。

 

5 ゆっくりと息を吐きながら、腰から曲げる感じで上体を前に倒して、腹、胸、顔の順で脚の上につけていぎ、息を出しきるのと、上体を脚につけきるのが同時になるようにする。それを五秒間、保つ。

 

6 ゆっくりと息を入れながら、顔、 胸、腹の順で上体を起こし、1にもどる。少し休んで、もうI度くりかえす。

 

楽にできる人でも、できるからよいというのではなく、ヨガの呼吸で、毎日くりかえしていくことに大きな意味があります。

 

また、足指に手の届かない人であっても、自分は駄目だとあきらめたり、絶望することはありません。

 

まず、手の届くところの足首をつかんで、真似事のつもりで続ければよいのです。

 

真似るということが、極めて大切です。

 

ヨガは、正しい基本を心得て真似ていくと、ある日必ず、自分で驚くような進化がおとずれてくるものなのです。

 

以上のヨガは、すべて脳幹を鍛え直すことと関連しています。

 

ヨガは、身体の健康のための体操にとどまりません。

 

それゆえに、ヨガは、心身両面に広くかかわっており、また、脳の発達や改善に深く関与しているものなのです。

 

まず、各体位の順序を覚え、身体がヨガに馴れるでしょう。